DHoover Dam(AZ USA)

 フーバーダムはアリゾナ州のコロラド川下流にある水力発電用のダムである。砂漠の中にあり、ラスベガス等周辺に潤いを与えている。ここは1935年に稼動し、当時としては世界でbPの発電量を誇るダムだったと思われる。

 

エレベータで発電所まで一気に降り、岩のトンネルを抜けると発電室に出る。大きな発電機が8機並んでいる。一つの発電電力が106MWとのことである。これが両側にあり、全部で17機ある。大きなのが15と小さいのが2つで総発電量が、2080MWとのことである。最大の流速は45マイル/h(約72km/h)であるとのことである。208万KWであるから原子力発電所なみである。とにかく大きいのがわかる。

 

高さが、221m、長さ379メートル、ベースのコンクリートの厚さ201メートル、上部の厚さ13.2メートル、使われたコンクリートの量は2600000立方メートルとのことである。ここで使われたコンクリートの量は、ロサンゼルスからニューヨークまで道路を舗装できる量とのことであるからその量の多さが想像できるであろう。

 案内の方に、水力発電のアメリカでのエネルギーの占める割合はどれくらいか知っているかとたずねると、わからないからインターネットで調べろとのことだった。どこでもインターネット頼みである。蛇足であるが、ここに入るときには、荷物を持ってはいけない。サイドバックもだめである。入り口でチェックを受ける。このことを知らない私は2回も駐車場に戻されるはめになった。